移りゆく髪の量

毛の一生について

1日に100本。これは何の数字でしょうか。飲むべき牛乳の本数?いいえ違います。1日にそんなに牛乳を飲んだらお腹を壊します。
そうではなく、この数字が示しているのは1日に自然に抜ける髪の本数。普段はあまり気づきませんが、僕たちの髪の毛は毎日抜け落ちています。
100本。もちろんピッタリその数だけ抜けるわけではなく、人によって、また日によって差はあります。髪の毛はある日、頭皮から生え、伸びて、それから抜け落ちるのです。
それは古いものが消えて新しいものが生まれるという「新陳代謝」の一環です。若々しく瑞々しい肉体を維持するために、人体を形成する細胞は定期的に生まれ変わります。
あなたの肌も、毛も、常に新しく更新されているわけです。

治療が必要なAGAは、そんな毛の一生が変調をきたしてしまうというものです。
具体的に言うと、頭皮から生えた髪の毛は成長期、退行期、休止期という期間を過ごして抜け落ちます。髪が長く伸び、成長が止まり、それからしばし頭皮にとどまって、それから抜け落ちるというサイクルがあるのです。
このサイクルが正常であれば良いのですが、頭皮の血行不良、ホルモンバランスの乱れなどが起きると、三つの期間のうち、成長期がなくなってしまいます。
つまり、生えて間もない産毛のような髪の毛が、成長することなく退行期に入って、休止期を過ごして抜け落ちるという悲しいサイクルが始まってしまうのです。
言わば、せっかく生まれたのに、赤ちゃんから急に老人になって、最期の日を待つしかなくなるといった感じなのです。

クリニックで行われるAGAの治療は、異常なサイクルを正常に戻すということを目的とします。頭皮の環境を立て直し、しっかりと髪の毛に成長期を経験させるというものなのです。